【ブラジル・カンポグランデ市で14日=又吉健次】沖縄県人のブラジル国カンポグランデ市入植100周年記念式典が14日(日本時間15日)、同市県人会会館で行われ、沖縄県の高良倉吉副知事のほか、ボリビアやハワイ、ブラジル国内から500人以上が出席し、節目を祝った。

500人以上が出席して開かれたブラジル・カンポグランデ市入植100周年記念式典=同市県人会会館

 式典で、同市県人会の志良堂ニウトンきよし会長は「先人は苦難の中、子どもの未来のため頑張ってきた。県人はこの地に根を張り、大きく貢献している」とあいさつ。高良副知事は「先駆者は、気候風土や言語の異なる中で苦労を重ねた。政治や経済、教育など多くの分野で県系人が活躍していることは、県民の誇りだ」と喜んだ。

 県から、県人会発展に尽くした功労者5人と、80歳以上の高齢者計110人に感謝状が贈られた。今年100歳で豊見城市出身の1世、宮城幸昌さんは「ブラジルに来て良かった」とほほ笑んだ。

 人口85万人のカンポグランデ市は、県人の入植当時は2千人だった。国境警備のため置かれたブラジル軍向けの野菜や肉類を生産するなど、県人は南マットグロッソ州の州都発展に大きく貢献した。現在、県系人は約1万2千人が住み、うち7割以上が名護市関係者といわれる。