【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は17日午前8時ごろから、海底ボーリング調査のためのスパット台船を海上に設置する作業を開始した。2004年、市民らの粘り強い抗議行動で最終的に中止に追い込まれて以降、海底にくいを打ち込む掘削作業が本格的に動きだした。

 大浦湾に面した作業場では台船が大型クレーン車でつるされ、浮桟橋横の浅瀬に浮かべられた。8時半ごろから台船に支柱を組み立てる作業が始まり、午前9時15分ごろには4本全ての支柱が立った。

 状況が整い次第、埋め立て地盤の強度を調べるための海底掘削作業に着手する予定。掘削は辺野古崎を囲んで設置したフロートの内側16地点で予定している。辺野古崎周辺の海域では、基地建設に反対する市民の船などが近づかないよう工事区域を示し、立ち入り制限水域を明確にする浮具で囲われており、15日は海保職員が市民を一時拘束する事態にもなった。