【ブランドン・イング通信員】沖縄で盆踊りといえば、もちろんエイサーだ。ハワイにはいろんな創作エイサーグループがあるが「ヤングオキナワンズ・オブハワイ(YOH)」という団体は、伝統的なエイサーだけをやっている。2011年から毎年、旧盆のウークイに合わせて、道ジュネーエイサーも行っている。太鼓もあり、生三線伴奏もあり、チョンダラーまでいる。

地元の人が見守る中、道ジュネーをする「ヤングオキナワンズ・オブハワイ」のメンバー=2012年

 YOHのディビッド・ジョーンズ会長(33)は、YOHの目的は、「なるべく沖縄の伝統的なものを守ることだ」と言う。

 このため前もって、トートーメーがある家で、家の前でエイサーをやってほしい人を募集する。トートーメーがもうないウチナーンチュの家もたくさんあるので、そうした人は、ご先祖様の写真を持って来る。YOHが道のそばにテーブルを用意して、写真を置き、テーブルを正面に踊る。道ジュネーをする時には、許可を取って、警察に道路を通行止めにしてもらう。

 ウークイの日の午後6時から8時ごろまで20人ぐらいで、4カ所ほどの家を回って、エイサーを行う。

 「多い時には100人以上見に来た」とジョーンズさん。観客の中には、お盆のことを知らない人や、地元のハワイの人も多数いるので、踊る前にジョーンズさんらがエイサーとお盆の意味を説明する。

 トートーメーを持つ仲村さん(2世)の家の前で毎年踊る。「鳥肌がたつ。ご先祖様の臨場を感じる。彼らは喜んでいる」と仲村さんが感動しながら話した。

 今年のウークイの10日は、残念ながらハリケーン(台風)のため、道ジュネーは中止となった。「道ジュネーのおかげで、毎年、沖縄のお盆、エイサー、沖縄の文化について知りたいと言う人がますます増えてきたのに、中止しないといけなかったのはとても残念だ」とジョーンズさん。もうすでに、来年のお盆での道ジュネーを構想し、ご先祖様たちを喜ばせるウークイができるのを期待している。