【ボリビアで又吉健次】ボリビアのコロニアオキナワ移住地への教員派遣制度の成果と、教員を選ぶ際の要望について話し合う「移住地の教育を考える懇談会」(主催・沖縄ボリビア協会など)が16日、第1移住地のオキナワ第1日ボ学校で行われた。元派遣教員や日本語学校の教員ら18人からは、得意分野を持ち、教職経験の豊富な人材を選ぶよう訴える意見が相次いだ。(1面参照)

 第2移住地にある日本語学校「ヌエバ・エスペランサ校」の渡辺紗生(さき)校長は「沖縄発の新しい情報や刺激を与えることは、現地教員には難しい」と指摘。地域関係者は「900人の日本人が、必死に日本語文化を守っている。現職教師が送り込まれる効果は大きい」と話した。

 日ボ、ヌエバの両校は資格を持った教師が少なく、その人たちを指導できる人材を求める声が出た。沖縄ボリビア協会は今後、人選の際に元派遣教員などの意見を聞くよう県教育庁に求めるほか、懇談会で出た意見を伝える考え。

 県教育庁の教員派遣制度は2012年度、目的が達成されたとして廃止された。しかし、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として来年度から派遣する方向で、県教育庁とJICAが調整している。