集団疎開船「対馬丸」が米軍に撃沈されて70年の節目に、うるま市の平敷屋エイサー保存会(仲尾清治会長)は17日、那覇市の対馬丸記念館で奉納エイサーを行った。犠牲者の遺影や遺品が並ぶ展示室で、保存会会員が披露。遺族らが見守る中、太鼓や「ヒヤサーサー」という掛け声が響き、厳かな雰囲気に包まれた。

犠牲者の遺影を前に奉納の演舞をする平敷屋エイサー保存会=17日、那覇市若狭・対馬丸記念館(田嶋正雄撮影)

 記念館の高良政勝理事長は「遺影の前でエイサーを披露でき、犠牲になった子供たちが見ているようだった。感動した」とお礼を述べた。保存会の東武事務局長は「70年たっても遺族の心が癒やせることはない。平敷屋エイサーは祖先供養が原点。み霊を慰めるのにふさわしく、やって良かった」と話した。

 NPO法人「琉球の茶道あけしのの会」によるぶくぶく茶の献茶もあった。