【甲子園取材班】初戦の反省を生かし、手堅い野球で8強入りへ-。高校野球の第96回全国選手権大会第10日の20日、沖縄尚学は3回戦で二松学舎大付属(東東京)と対戦する。19日、大阪市内で練習した沖尚ナインは、同校初の夏2勝目に向けて、順調な仕上がりをみせた。

ブルペンで投球練習をする山城大智(右)と久保柊人=大阪市・舞洲ベースボールスタジアム

 全員で行うアップを前に赤嶺謙主将が「しっかり仕上げていこう」とナインを鼓舞。初戦の作新学院戦で4安打と低迷した打線は、前日に続いて徹底した打撃練習に取り組んだ。守備練習を30分程度で切り上げると、安里健や上原康汰ら中軸はバッティングケージ入り。比嘉公也監督がケージ後方から、主力のスイングを厳しい表情で見つめ指示を送った。また犠打の失敗が目立ったことを踏まえ、メンバー全員がバント練習を行い、打球の行方を確認した。

 野手陣が打撃練習に汗を流す中、初戦で127球完投の山城大智は、別メニューで調整。ブルペンでは約40球を投げ込んだ。ボールを受けた伊良部渉太捕手は「しっかりボールがきている」とエースの仕上がり具合に納得の表情。「打者の狙いを見極めて散らす配球をしたい」と初戦以上の投球を引き出すつもりだ。

 夏2勝という大きな期待を背負う山城は「伊良部とは意思疎通はできているし、先発したら完投したい」と意欲満々。「(二松学舎は)右打者が多く、積極的にバットを振ってくるので、低めを意識して投げたい」と力を込めた。