アジア・太平洋戦争のさなか、那覇から長崎へ向かっていた学童疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦の魚雷攻撃に遭い、鹿児島県悪石島沖に沈められてから、22日でちょうど70年。いまだ海底に眠る学童らがまつられた那覇市若狭の「小桜の塔」で午前11時から、生存者や遺族が参列しての慰霊祭が営まれる。

 塔近くに建つ対馬丸記念館によると22日現在、学童や一般疎開者、船員などを含めた乗船者1788人のうち、名前が分かっただけで学童780人を含む1485人が犠牲になった。

 記念館では、対馬丸が沈没した午後10時23分に合わせた追悼の集いが開かれるほか、遺族らから提供された乗船者ゆかりの品や写真を展示する特別展が始まる。

 今年は記念館が開館して10年の節目にも当たり、資料提供や館の運営に尽力した関係者へ感謝状を贈呈する。