【甲子園取材班】初の夏8強入りした沖縄尚学は大会第12日の22日、準々決勝の第1試合で三重と対戦する。初戦の2回戦はエース山城大智の力投で、接戦をものにした沖尚。だが二松学舎大付(東京)との3回戦は序盤で4点のリードを奪うも、山城が変化球を狙い打ちされ、守備の乱れもあって厳しい戦いを強いられた。一人で投げ抜くエースを援護すべく、強力打線の奮起に期待したい。

ブルペンで投球練習する山城大智(左)と上原康汰(右端)。右後方は比嘉公也監督=兵庫県西宮市津門中央公園球場(花城克俊撮影)

沖縄尚学、三重両校の攻撃・投手陣の成績

ブルペンで投球練習する山城大智(左)と上原康汰(右端)。右後方は比嘉公也監督=兵庫県西宮市津門中央公園球場(花城克俊撮影) 沖縄尚学、三重両校の攻撃・投手陣の成績

 沖縄に残っていた1、2年生も19日午後には大阪入りし、3回戦はアルプススタンドから声援を送った。21日の西宮市の津門中央公園球場での練習には、全部員72人が2週間ぶりに顔をそろえた。

 守備練習では、二松学舎大付戦でミスが出た塁間の挟殺プレーを徹底して確認した。

 その後、野手陣は三重の左腕今井重太朗を想定したフリーバッティング。左の打撃投手相手に、センター方向へ、コンパクトに弾き返していた。

 前日サヨナラ打を放った安里健は「夜に自分のニュース映像を2回ほど見た」と笑顔を見せた。「勝負どころでは、短く持ってボールを捉えたい」と、意気込んだ。

 2試合連続完投のエース山城大智は別メニューで調整した。トレーナーと入念なストレッチを行って体をほぐした後、ブルペンで軽めの投球を行った。

 2試合で計259球を投げたが、「初戦の後より体は重くない」と、調子はよさそう。「昨日は走者を背負い過ぎた」と苦しんだ投球内容を反省し、「次は、直球とスライダーが重要になってくると思う」と得意の球種で三重打線を牛耳る。(花城克俊)