【名護】米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は21日、キャンプ・シュワブ沿岸の海上でボーリング調査を続けた。

シュワブ沿岸のボーリング調査の掘削地点

 関係者によると、海域16カ所、陸域5カ所を掘削する調査は10月下旬までに完了する見込みで、防衛局は11月30日までに最終的な設計図となる実施設計を作成する。

 海上には調査の足場となるスパット台船2基が設置されており、今後、さらに複数のスパット台船を掘削地点に設置する。

 野党国会議員で組織する「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」(会長・近藤昭一衆院議員)が21日午後、調査作業を海上から視察。海上保安庁は工事区域を示すフロート(浮具)に近づかないよう注意し、議員らは「現地調査を妨害するな」と反発した。

 議員団はキャンプ・シュワブのゲート前も訪問。反対する市民約100人とともに埋め立てに抗議の意思を示した。

 午前9時半ごろ、カヌー隊の一人が海に飛び込み、海保のゴムボートに引き上げられ、辺野古漁港まで送られた。けがはなかった。海保は「安全指導」と説明した。