琉球舞踊の重鎮、玉城節子さん(73)には70年前の夏、対馬丸に乗り、帰らなかった7歳上の姉がいた。沖縄戦が終わり、1男4女の戦死に直面した父友盛さん(享年74)は残った3人の子、中でも一人娘の玉城さんを特にかわいがったという。「生かされた命。芸道を究め、社会に還元できることをしなさい」。