国の来年度予算の概算要求が今月末に締め切られるのを前に21日、山本一太沖縄担当相が来県し、那覇市の知事公舎で仲井真弘多知事と会談した。

 仲井真知事が3千億円台の沖縄振興予算と一括交付金の増額、揮発油税などの税制優遇措置の延長、鉄軌道導入の事業化に向けた予算確保などを要望したのに対して、山本氏は「県側の要望を最大限実現できるように全力で取り組みたい」と、予算増額に前向きな姿勢を示した。

 会談後に2氏がそれぞれ取材に応じた。

 鉄軌道について、仲井真知事は「単なる調査研究ではなく整備新幹線みたいな、現実のものにするための仕組みをつくらないといけない」と述べ、事業化に向けた予算確保を要望。山本氏は「鉄軌道について強い要望があるのは承知している。今後も調査をしっかりと継続してやることも含めて前向きに検討したい」とした。

 また、11月16日投開票の県知事選に仲井真氏が出馬を表明していることに、山本氏は「仲井真知事が出馬されるなら担当大臣として、ひとりの政治家として全力で応援したい。ほかの方を応援する選択肢はない」との考えを示した。

 知事選の結果と沖縄振興予算への影響について、山本氏は「選挙とは関連ないと考えている」との認識を示した。