アジア・太平洋戦争中、那覇から長崎へ向かっていた学童疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈されてから70年になる22日午前、那覇市の慰霊搭「小桜の塔」で慰霊祭が開かれた。強い日差しの下、約500人が出席。名前が分かったただけで学童780人、全体で1485人に上る犠牲者の冥福を祈った。

 対馬丸記念会の高良政勝理事長は「追悼のことば」で「撃沈から70年の今年はこれまで証言していただけなかった生存者や遺族が徐々に胸中を話し、遺影も提供してくれた。対馬丸記念館をより充実した記念館にする」と語った。

 22日は午後10時23分の沈没時刻に合わせて記念館で追悼の集いを開くほか、乗船者ゆかりの品、写真の特別展も始まった。