【竹富】波照間島製糖工場建設事業の行政手続きを調査する竹富町議会の百条委員会(宮良用範委員長)は22日の委員長報告で、町側が年度末までに決裁すべき手続きを取らず、議会には日付を改ざんした議案を提案したと認定した。今後、国や県への補助金返還の可能性がある。

 報告によると、事業費を翌年度に繰り越す繰越明許費の手続きを町側は2013年3月末までに決裁すべきだったが、実際には4月10日に決裁。議会には3月29日に決裁したと改ざんし、提案した。

 川満栄長町長らは当初、改ざんを否定していたが、百条委が議案を作ったパソコンの作成日時のデータなどを調べ、改ざんの痕跡を確認。川満町長らも独自に調査を進め、改ざんを認めた。

 報告書では「書類偽造で公金を詐取しようとする犯罪で、県当局をはじめとする関係機関の早急な調査が望まれる」と指摘した。

 川満町長は改ざん原因は今後、検証するとした上で「不法の認識はなく戸惑っている。再発防止に務めたい」と述べた。

 同事業は一括交付金を充てており、県糖業農産課は「過去にない事例なので、関係機関との調整を含め、対応を検討したい」とコメントした。