春に続いて4強進出を逃した沖縄尚学。6点差で敗れたが、3塁側アルプススタンドを埋めた父母らは全力プレーに大声援を送り、選手たちの健闘をたたえた。

選手たちへ声援を送るアルプスの応援団(大野亨恭撮影)

 「メンバーが力を出し切れるよう、僕らの気持ちを届けたい」。約50人の応援団を率いる3年生の仲里洋希さんは大きなメガホンを口に当て、声をからした。

 4回、4番の安里健選手が本塁打を放つとスタンドは沸き立った。父光晴さんは「最後の甲子園。一振りで雰囲気を変えてくれた」と誇らしげに喜んだ。

 アルプスには兵庫、大阪から千人近くの県人会関係者も駆け付けた。大阪県人会連合会の嘉手川重義会長は「よくやったと拍手を送りたい。次こそ、沖尚の夏の優勝を見届けたい」と期待した。

 主将としてチームを引っ張った赤嶺謙選手と、九回に代走として大会に初出場した双子の弟拓選手の父清一さんは「みんな野球を通じて成長した。甲子園の経験を人生の次のステップに生かしてほしい」とねぎらい、さらなる成長を願った。(大野亨恭)