【嘉手納】字屋良共栄会(池原勲会長)が30、31の両日にハワイのホノルルで開催される「第32回沖縄フェスティバル」で、町の無形文化財に指定されている民俗芸能「あやぐ」を披露する。県外・国外であやぐを見てもらうのは初めてで、共栄会は成功に向けて連日、練習に励んでいる。

壮行会であやぐを披露する字屋良共栄会の会員たち=嘉手納町屋良の共栄会事務所

 あやぐは五穀豊穣(ほうじょう)を願って8~16人で踊る男踊り。ペアで向かい合って「スリ、スリ」と互いに声を掛け合い右手と左足、左手と右足を交互に出し、勇ましさや体形の美しさなどを特長としている。戦前から「村あしび」などで披露されていたと伝えられ、戦後に復活した。現在は地域の祭りなどで踊っている。

 共栄会は旧字屋良に住んでいた人や、その家族など県内在住者約800人で構成。ハワイには踊り手と地謡、役員など36人が向かう。練習は6月にスタート、7月からは週5日の猛練習で完成度を高めてきた。

 沖縄フェスティバルはハワイの沖縄県人会による祭りで、町の推薦を受けて出演が決まった。エイサー演舞も披露する予定で、先輩たちから話を聞き、女性の手踊りなど細かい部分を統一したという。

 11日には共栄会事務所で出発壮行会を開き、本番に向けて準備は万端。池原会長は「初めてあやぐを踊る人もおり、今回の経験は民俗芸能の継承にも大きく寄与する。共栄会活性化の起爆剤になれば」と期待する。

 津波古修青年部長(52)は「毎日の練習は大変だが、皆熱心に取り組み日々良くなっている。ハワイの人たちに、あやぐの素晴らしさを伝えたい」と意気込んだ。