名護市の稲嶺進市長は23日、辺野古への新基地建設に反対する県民集会で登壇し、ジュゴンのマントを羽織ってあいさつした。稲嶺氏は「ジュゴンが『私のすみかを奪わないで』と海の底から叫んでいる声が聞こえてくるようだ」と述べ、新基地建設で絶滅危惧種のジュゴンの生活環境に与える深刻な影響を懸念。「ジュゴンを守り、絶対に新基地建設を止めよう」と呼び掛けた。

稲嶺名護市長

 稲嶺氏は「(普天間飛行場の県内移設反対などを訴えた)建白書を安倍晋三首相に直接、届けたにもかかわらず、思いはまったく無視され、辺野古の海の周囲には海上保安庁のボートがびっしり浮いている」と指摘した。

 その上で「69年前、沖縄戦の開始とともに沖縄を軍艦が取り囲んだ。あの光景とまったく同じ。平時にこんなことが行われるのを見ると、この国はどこに向かっているのか、と思わざるを得ない」と政府の強硬姿勢を批判した。