暖房費や衣料費といった冬場の出費に対応するため、生活保護費に上乗せして支給される冬季加算について、厚生労働省は9月から見直し作業を本格化させる。実際に必要な金額よりも水準が高いとの指摘があるためで、社会保障審議会の部会で地域ごとのデータを基に実態を検証し、引き下げるかどうかなどを判断する。

 冬季加算は11月から翌年3月にかけて国内の全域で支給され、金額は居住地域や世帯人数などを基に決まる。4人家族の場合、2014年度の加算額は、最も高い札幌市で4万600円、最も低い南城市で4170円となる。

 財務省が生活保護世帯の生活実態調査に基づいて試算したところ、北海道や東北、北陸で、冬季に負担が増えた光熱費の平均額が、加算額を大きく下回っていた。(共同通信)