【名護】海上保安庁は25日午後2時15分ごろ、米軍普天間飛行場返還に伴う新基地建設が進む名護市辺野古沖で、工事区域を示すフロート(浮具)の外側にあるオイルフェンス内で泳いでいた市民3人を拘束し、沖合の巡視船で事情聴取した。約1時間半後に解放され、3人は海上で出迎えた仲間の船に乗り移った。

海上保安庁のゴムボートから、仲間の船に海上で乗り移る一時拘束された市民(中央)=25日午後3時50分ごろ、名護市辺野古沖

 第11管区海上保安本部は一時拘束について「オイルフェンス内に入ったため、海上保安庁法第2条に基づき安全指導を行った」と説明。「なぜ指導に従わず侵入したのか任意で話を聞いた。事実関係の確認と指導の徹底が目的」とした。

 反対する市民が海保に身柄を拘束されたのは15日以来2度目で、巡視船での事情聴取は初めて。フェンス内に入る行為が、エスカレートしているとして、より厳しい措置を取ったとみられる。反対する住民らは25日、カヌー12艇で抗議行動。スパット台船近くのオイルフェンスに横付けしたり、フェンスとフロートの間に入ったりした。

 一方、スパット台船2基では、くい打ち込み作業などが続いた。陸域のボーリング調査は、大浦湾側から辺野古崎付近に移動し、3カ所目となった。