【宜野湾】宜野湾市教育委員会は25日、来年3月末に返還される米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(約51ヘクタール)での文化財試掘調査中の18~22日に、ドラム缶を発見し、土中の3地点では異臭を確認したと発表した。現場は同地区の北東側、海軍病院のエリアに隣接し、県道81号まで約250メートル。作業関係者の体調不良や付近住民からの苦情などの報告はないという。

西普天間住宅地区の試掘調査中に確認されたドラム缶。左側の端に別の金属の異物も見える(宜野湾市教育委員会提供)

異臭がした地点と異物確認地点

西普天間住宅地区の試掘調査中に確認されたドラム缶。左側の端に別の金属の異物も見える(宜野湾市教育委員会提供) 異臭がした地点と異物確認地点

 異物は22日、深さ約70センチで磁気探査の確認調査中に発見。ふたの直径が約60センチのドラム缶。腐食が進んでおり表面に文字があるかどうかなどは確認できない。中には金属製の容器とみられる物が複数入っていた。近くに、別の金属の異物があるという。

 異臭は18、21、22日に、深さ1~1・2メートルの地点で重機掘削中などに、油のような臭いが確認された。

 市教委では、同地点での試掘を中断。防衛局は土壌やドラム缶の付着物を速やかに調査できるよう調整している。

 異臭や異物の情報は、市ホームページなどを通して公開される。同地区では9月末までに90カ所を試掘調査する予定だった。