【名護】ゴルフを満年齢以下のスコアで回るエージシュートを、名護市宮里在の岸本益弘(みつひろ)さん(84)が19日、親睦ゴルフコンペで達成。なんと50回目の快挙となった。パー72が基本のロングコースを満年齢の打数で上がるのは容易でなく、プロ選手でも60代後半になってから。月1回という岸本さんの驚異的なペースに、周囲のベテランゴルファーから「憧れの存在」と尊敬を集めている。

力強いスイングでショットを放つ岸本益弘さん=今帰仁村、オリオン嵐山ゴルフ倶楽部

エージシュート50回目にコンペ優勝の花を添えて喜ぶ岸本さん=19日、名護市内

力強いスイングでショットを放つ岸本益弘さん=今帰仁村、オリオン嵐山ゴルフ倶楽部 エージシュート50回目にコンペ優勝の花を添えて喜ぶ岸本さん=19日、名護市内

 米軍基地内で働いていた岸本さんがゴルフを始めたのは30歳のころ。

 定年後も続けゴルフ歴は54年とキャリアは長いが、初めてエージシュートを達成したのは78歳。スコアは78と76の2回だった。

 一時、白内障を患い低迷したが、手術で視力も達成ペースも回復し、昨年10回、今年はこれで9回目となった。スコアをまとめるポイントは「ドライバーでフェアウエーを8割キープすること」といい、飛距離も平均230ヤードは出す、すご腕だ。

 大会には出場せず、もっぱら親睦ゴルフを楽しみ、本格的なスポーツの経験もない。日ごろの軽いストレッチは欠かさず「酒、たばこはもちろん、暴飲暴食はしません。食事は野菜が中心」と、質素な健康法が強い体のベースになっている。

 親睦コンペ「風の会」を主宰する山端康成さん(59)は「時にジョークを飛ばしながら楽しいゴルフをする岸本さんは、私たちの憧れ。80歳を過ぎてもそんなプレーができれば人生最高」と話す。

 大台に乗せた岸本さんだが「グリーン回りの寄せとパターはまだまだ」と、さらに向上心を高めている。