沖縄県農林水産部は26日、単位収量が高く、加工に優れた「太くて硬い」モズクの優良株(K株)を発表した。すでに2012年度から県水産海洋技術センターを通してK株種苗の無料配布を始めており、普及に力を入れる考えだ。

 県内では1977年にモズク養殖が始まって以降、現在17漁協でオキナワモズクの単一品種を栽培しているが、各海域でモズクの形態や特徴に違いがあることが経験的に知られていたという。

 このため県は2011年度から離島を含む12地域から株を採取し、別の海域で養殖する実証実験を実施、形や質で優良なO、K、Sの3株を選んだ。O株は枝が細く高密度で、S株は枝が長くやわらかい。

 一方、K株は生産性が高く、藻体が太くて硬く、枝が少ない特徴があり、加工業者の評価も高かったため、優良株に選んだ。

 県は今後の研究で、フコイダンなどモズクの持つ機能性成分に着目した品種育成や加工技術の開発にも取り組んでいく。