名護市辺野古の新基地建設に向けて沖縄防衛局が提出した埋め立て本体工事の岩礁破砕申請をめぐり、沖縄県水産課が27日にも許可する方針を固めたことが分かった。県が許可すれば、防衛局が辺野古周辺の海域で本格的な工事に着手できる法的手続きが整う格好。年度内にも着手する。防衛局が許可を求めた工事の期間は2017年3月末まで。

 申請には施工方法を記した書類のほか、仲井真弘多知事による埋め立て承認の根拠が不明確などとして反対した名護市の意見書が添付されている。県は7月14日に申請を受理し、審査を進めていた。

 県の許可で防衛局は(1)土砂の投入や浚渫(しゅんせつ)(2)護岸・防波堤の設置(3)海砂利の採取-など辺野古海域の地形を変える工事に着手できるようになる。

 ただ、本格工事前に作業ヤードとして整備予定の辺野古漁港をめぐっては、漁港を管理する名護市から使用許可を得られる見通しは立っておらず、工事の進ちょくは不透明な状況だ。(篠原知恵)