【糸満】糸満市束里の荒崎海岸近くに置かれていた「ひめゆり学徒散華の碑」の香炉が持ち去られた件で、27日午前11時40分ごろ、現場を訪れたテレビ局の取材班が設置場所近くの岩陰に放置されている香炉を発見し、糸満署に通報した。同署が窃盗の可能性があるとみて引き続き調べる。

岩場の内側に放置されていた香炉(手前)。元は岩の反対側に置かれていた=27日午後、糸満市・荒崎海岸(ひめゆり平和祈念資料館提供)

 香炉は元あった場所から、直線距離にして約2メートルほど裏手の岩陰の横に倒されて放置されていた。署員らが元の位置に戻したが、台座の部分が欠けるなど破損していた。

 22日にひめゆり平和祈念資料館の職員が糸満署に通報した時点では、発見場所に香炉はなかったという。

 現場を確認した同資料館の前泊克美学芸員は「見つかって安心したが、二度とこのようなことが起こってほしくない」と話した。