【宜野湾】28日午後2時55分ごろ、米軍普天間飛行場から岩国基地(山口県)へ移駐したばかりのKC130空中給油機1機が普天間へ飛来した。米海兵隊は26日に人員や装備を含め、「移駐が完了した」と発表したが、わずか2日後の飛来となる。政府がアピールする負担軽減の実効性が問われそうだ。

米軍岩国基地から飛来し、普天間飛行場を離陸するKC130空中給油機=28日午後5時6分(安里真己撮影)

 KC130は滑走路北側から着陸。駐機場に移動して給油し午後5時ごろ、兵士十数人が乗り込み、離陸した。飛来目的は不明。

 KC130は「沖縄の基地負担軽減」を目的に全15機が26日までに岩国へ移駐。しかし、米海兵隊は移駐後も訓練などのため沖縄へ飛来することを明言しており、地元の懸念が高まっている。

 宜野湾市基地渉外課の津波古良幸課長は「移駐による負担軽減には期待しているが、頻繁に飛来すると効果が薄れる。政府は検証をしてもらいたい」と話し、今後も飛来状況を注視する考えを示した。

 県で基地問題を担当する又吉進知事公室長は「トータルで負担軽減につながるかを慎重に見極めたい」と述べた。

 沖縄防衛局は米軍からの連絡がなく、KC130が飛来した事実や目的について「把握していない」と回答した。