リクルート(東京)の旅行調査部門じゃらんリサーチセンターが実施した全国宿泊旅行調査で、沖縄来訪者の総合的な満足度が91%となり、9年連続1位となった。一方、項目別の満足度では、食の魅力や大人が楽しめる観光施設・体験メニューに関する評価が下がり、順位を落とした。沢登次彦センター長は「沖縄観光に底力があることは事実だが、昨年の『満足度1位』とは少し内容が異なっている。沖縄は他県と比較するのではなく、前年を上回る魅力を提供できるよう工夫し続けることが大切」と指摘している。

沖縄旅行者の総合的な満足度と項目別評価

 2013年度(13年4月~14年3月)に宿泊を伴う国内旅行(出張・帰省・修学旅行除く)をした国内在住の20~79歳の男女を対象に、インターネットで調査。3万923件のうち、沖縄の旅行件数1068件を分析した。29日、那覇市内のホテルで開かれた同センター主催の観光振興セミナーで沢登センター長が発表した。

 旅行内容について「とても満足」「やや満足」と答えた人の割合でランキングする総合的な満足度は、沖縄が前年度と同じ91%で2005年度から9年連続1位になった。

 一方、項目別では「地元ならではのおいしい食べ物」への評価が前年度比3ポイント低下の69%となり、1位から7位に下落したほか、「大人が楽しめるスポットや施設・体験」も2ポイント低下の55%で、1位から3位に順位を下げた。

 「魅力ある特産品や土産物」は順位は1位を維持したものの、満足度の割合は66%で4ポイント低下。格安航空会社の就航で評価が高まったアクセス面と観光情報の入手を除いて横ばいか、低下している項目が多かった。

 一方で、来訪者の客層では、親を連れた家族旅行や、3世代など複数の家族で一緒に訪れる旅行の割合が増えており、沢登センター長は「“大人家族”層をターゲットにした宿泊プランや旅行商品をつくることで、消費単価をあげていくことにもつながるのではないか」と提言した。

 宿泊旅行費用の総額は9万4699円で前年度比2501円減。宿泊費・交通費(6万4200円)、現地小遣い(3万400円)ともに前年度を下回った。