翁長雄志那覇市長は30日、内閣府の後藤田正純副大臣が沖縄振興予算の概算要求額について「うらやましい」などと発言したことについて、「米軍統治下で日本と切り離され、人権をじゅうりんされてきた沖縄の歴史に対する配慮も何もない言葉。とても失礼な話だ」と批判した。翁長氏への知事選出馬要請後に、記者団の取材に答えた。

那覇高校22期有志の会から知事選出馬の要請を受ける翁長雄志那覇市長(右)=30日、那覇市のサザンプラザ海邦

 翁長氏は「本州から四国に橋を架けると3兆円、九州には1兆円かけて新幹線ができた。九州や四国が負の遺産を持っているからという話ではない」と米軍基地と振興予算のリンク論を否定した。

 その上で、リンク論を逆手に取って「うらやましいと思うなら、日本国民全体で安全保障を考えて米軍基地を自分の所に誘致してもらいたい」と厳しく指摘した。

 また、翁長氏は同日、那覇市内で同期生や市民団体など計6団体から知事選出馬の要請を受け「要請に応え、強い気持ちで前に進んでいきたい」と述べた。