【平安名純代・米国特約記者】6月27日に落雷被害を受けた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ1機の事故記録が、米海軍安全センターのホームページから消去されていたことが30日までに分かった。センターは消去したことについて、沖縄タイムスの取材に対し同日までに回答していない。

 センターは、同事故を最も損害が大きい「クラスA(損傷額200万ドル以上)」に分類し、内容について「雷に打たれた」と表記していた。

 一方で、米軍事紙マリンコー・タイムズ(8月4日付)は、事故が岩国基地(山口県)から普天間へ移動中に発生していた可能性を指摘。沖縄防衛局は県などの照会に対し、落雷したのは「普天間飛行場に駐機中」などと回答していた。

 国防総省系の国防分析研究所のリボロ元主任分析官は本紙に対し、公式記録から事故記録が消去されるケースは「過去にもあった」と指摘。国防総省監査室は昨年10月に海兵隊の整備記録の不備を指摘している。

 米外交専門誌フォーリン・ポリシーも、海兵隊は6月にノースカロライナ州で起きた事故の損傷を当初は「軽微」としていたが、実際は損傷額7900万ドル(約78億円)だったなどとデータの信頼性に疑問を投げかけていた。