旅行会社大手のJTB(東京、高橋広行社長)は10月から来年3月まで沖縄の魅力を国内外に発信するキャンペーン「日本の旬 沖縄」を展開する。沖縄への送客数・宿泊券販売目標をそれぞれ前年同期比10%増の60万人、120億円に設定。夏場に比べて観光客数が落ち込む秋以降の半年間に焦点を当て、シニア層やリピーター向けに新たな切り口で沖縄の魅力を発信し誘客拡大を目指す。

JTBが展開する「日本の旬 沖縄」の概要説明会に参加する行政・観光関連事業者の代表者ら=1日、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 「日本の旬」は、国内観光地の活性化と国内旅行の需要喚起を目的に、同社が1998年から実施。半年間ごとに対象地域を設定し、沖縄が単独で対象となるのは2010年以来4年ぶり。

 1日、那覇市内のホテルで同キャンペーンの概要説明があり、観光関連事業者や行政関係者200人が参加=写真。JTB国内旅行企画の大谷恭久社長は「リゾートステイ以外に沖縄を広く深く巡ることができる周遊型ツアーを提供し販売増を目指したい」と意気込みを語った。

 同社によると、沖縄観光のボトム期に含まれる1~3月は50歳以上の旅行者が夏場の26%から63%に、夫婦旅行が15%から32%に増加している。同社は沖縄観光の課題とされる観光施設・文化施設の観光メニューの充実や食事の魅力などを高めることに重点を置いて、「海」「花」「星」「食」「祭」をテーマにした旅行商品を開発。レンタカーを利用しないシニア層やリピーター客の誘客を狙った商品開発に取り組んだ。キャンペーン専用サイトを立ち上げて情報発信している。