刺すような日差しがジリジリと肌を焦がしていると思えば、空が急に暗くなり、突然のスコールでずぶぬれになる。最近のやんばるは、そんな天気が多い。外出前に、日傘と雨傘の両方を持ち「荷物だなあ」と、うんざりする

 ▼変わりやすい天気は秋空の特徴だ。いつの間にか暦は9月。風が舞い、台風襲来も多い“厄日”とされる「二百十日」に当たる1日は、前日に告示を終えた統一地方選挙の立候補者の選挙カーが、町中を走り回った

 ▼県内では3首長選と6市議選、23町村議選が対象だ。基地問題や雇用、福祉、子育てと各地域の課題は多岐にわたり、沖縄に暮らす多くの老若男女の暮らしや生活に関わる案件ばかり

 ▼だが7日投開票の市町村議選(定数382人)に立候補予定の顔ぶれを見ると、女性や子育て世代が極端に少ない。最新データでは女性候補は50人に満たず、20、30代はわずか30人前後

 ▼無関心なのか、出たくても出られないのか。どちらにせよ気になるところ。中でも注目が集まる名護市議選は27議席に35人が出馬した。今後の市政運営の鍵を握り、与野党の議席争いはシビアになりそう

 ▼今年11月には、新基地建設の是非が最大の争点となる県知事選も控えており、名護の動向はいやが応でも関心が高い。有権者それぞれの思いを一票に託してほしい。(儀間多美子)