【多良間】国指定の重要無形民俗文化財「八月踊り」が旧暦8月8日の1日、多良間村仲筋の土原(んたばる)御願所で始まった。村民総出の華やかな舞台が、島内外から詰め掛けた多くの見物人の目をくぎ付けにした。

華やかな衣装を身にまとい、演舞する組踊「忠臣仲宗根豊見親組」の出演者=1日、多良間村仲筋の土原御願所(新垣亮撮影)

 首里王府時代に課された過酷な税を完納した報告とお礼、豊年を祈願するために始まったとされ、年に1度の島の一大行事。この日の仲筋字会の舞台は組踊や民俗踊りなど全26演目、約11時間にわたった。

 組踊「忠臣仲宗根豊見親組」は2時間20分の長編。せりふが決まり、各幕が終わるたびに、大きな拍手が送られた。

 村の姉妹都市、岩手県宮古市から来た波岡達彦さん(63)は「子どもから大人まで出演者と裏方が一つになって舞台を盛り上げており感動した」と話した。

 八月踊りは3日間続く。