「エサに満足して繁殖 たどり着くのは人の夕食」 切ないラップを歌う豚3匹のユニット「BuheeeN(ブヒーン)」が人気だ。オリジナル曲「マブタを豚汁」は動画サイト「You Tube(ユーチューブ)」で再生回数が上昇中で、イベント出演オファーも相次ぐ。人気グループを連想させるユニット名や曲調も奏功しているが、プロデュースしたタレントのオッディは「似て非なるもの。こちらは食育ソングだ」と言い切る。(学芸部・松田興平)

クールにポーズを決める「BuheeeN」の(右から)イベリ、アグ、紅=宜野湾市のチーム・スポット・ジャンブル

「BuheeeN」結成について語るオッディ

クールにポーズを決める「BuheeeN」の(右から)イベリ、アグ、紅=宜野湾市のチーム・スポット・ジャンブル 「BuheeeN」結成について語るオッディ

 エフエム沖縄の番組「オッディの三割ものまね」から派生したユニットだ。番組内で歌を流したところリスナーから好評を得た。

 オッディが所属する劇団「チーム・スポット・ジャンブル(TSJ)」で企画し、豚の嘆きを本格的にラップ化し、歌い手を探した。プロデューサーは「よりすぐりの豚を招集した」と胸を張る。

 「カツどんになる為の活動じゃねぇ」「負けたくねぇけどいつかウィンナー」。オッディの詞は切ない韻を踏む。

 高音の歌声や名称は全国的に人気の「GreeeeN」をほうふつさせる。オッディは「結果的にそうなっただけ。でも歌で感じ取ってほしいことは豚に対する感謝。あちらとはeの数も違う」とオリジナリティーを強調する。

 メロディアスな部分もあり、シンプルな振り付けは親しみやすい。子供受けがよく、動画を見た他県の園児たちがまねて踊っている映像がTSJに寄せられる。

 CD化を計画中で、今後は県内各イベントへ出演していく。歌は「You Tube」で「BuheeeN」か「マブタを豚汁」などで検索すると歌詞付きで視聴できる。

 問い合わせはTSJ、098(898)1739。

■「売れれば出荷が先延ばし」

 リーダーのアグ、メインボーカルの紅、低音とラップ担当のイベリに歌への思いなどを聞いた。

 -ネットなどで認知度が高まっている。

 アグ 大変喜ばしいことだ。出演依頼が舞い込むほど、俺たちの出荷予定日が延びる。スケジュールを埋め尽くしたい。

 -声などは意識して「GreeeeN」に似せているのか。

 紅 そんなことはない。俺の「ハイ豚(とん)ボイス」に悲哀に満ちた歌詞を乗せているだけ。分かるやつが分かればいい。

 -今後、どのような活動を考えているか

 イベリ 歌番組などあらゆるメディアに乗り込みたい。ゆくゆくは「豚の日コンサート」を武道館(県立)で開くつもりだ。