4日夕、米軍嘉手納基地に緊急着陸したAV8Bハリアー垂直離着陸攻撃機が出火した事故について、米軍機に詳しい専門家らは「エンジンにトラブルが発生したのではないか」とみている。

嘉手納基地関連 最近の主な事故

 航空評論家の青木謙知氏は、ニュースの映像から「エンジンの真ん中の方から出火しているようにも見えた。何かを吸い込んだ可能性がある」と分析する。

 垂直に離着陸が可能な同機はエンジンの出力が高く、空気を吸い込む力も強いという。だが「同機にとっては吸い込みはある程度の割合で起こりうるもので、詳しく調べるまでもない。地元の不安を少しでも解消するため、早急に原因を公表するべきだ」と指摘した。

 在日米軍を監視し、情報を発信している市民団体「リムピース」の頼和太郎編集長も離陸から4分で緊急着陸した点を踏まえ、「エンジンの出力に問題があったのではないか」とみる。

 また、「早急にトラブルから脱しようとして無理な着陸に至り、タイヤのブレーキに異常を発した可能性もある」とも指摘する。

 この点について、他の機種に比べて同機の事故率が高い点も挙げながら「それほどの緊急性のあるトラブルであれば、下手をしたら基地の外に墜落していたとも考えられなくはない」と重大性も示唆した。