沖縄ツーリスト(OTS・那覇市、東良和会長)が10月、沖縄県内の旅行会社で初めてシンガポールに現地法人を開設することが4日、分かった。沖縄と北海道の旅行商品を販売するほか、OTSレンタカーの予約業務を開始する。シンガポールを拠点に、経済成長著しい東南アジア地域で訪日需要が高まっているムスリム(イスラム教徒)客の誘客を目指す。

 現地法人「OTS GLOBAL PTE LTD.(仮称)」(資本金・約1700万円)の代表には東会長が就くほか、取締役にはOTS常務の中村靖氏、WUBシンガポール会長の遠山光一郎氏が就任する。同社の海外拠点は台北事務所に次いで2拠点目。

 OTSは約5年前からムスリム市場に着目。継続的にシンガポールに職員を派遣しながら、全国旅行業界でも先駆的にムスリム客受け入れに力を入れてきた。

 同社は今月11日から来年にかけて、沖縄-シンガポール間でシルクエアーとジェットスターアジアのチャーター便計12往復を使った双方向の旅客販売(延べ3600人)を計画。北海道向けには、業務提携している札幌の海外客受け入れ専門旅行社ゼロ・プランニング社と連携して東南アジアからの送客・受け入れに取り組む。東会長は「双方向での継続性ある交流と航空路線維持のため、OTSグループの総力を結集していきたい」と語った。(座安あきの)