キャベツ、レタス、キュウリ-。野菜の価格が高騰している。沖縄県外で続く長雨や日照不足の影響で、県外産の葉野菜を中心に価格が約1・5倍から2倍に上昇。高値に驚き「買うのをためらってしまう」とつぶやく買い物客もいた。(久高愛)

高騰が続くキュウリの品定めをする入店客=4日午後、那覇市おもろまち・サンエー那覇メインプレイス

 県内のスーパーでは、2週間ほど前から徐々に上昇している。イオン琉球は、キャベツが通常1玉200円程度が約300円に。レタスは1玉250~300円の高値が続く。広報担当者は「消費者への影響を考慮し、キャベツやレタスは半分にカットして提供している」と説明した。

 サンエー那覇メインプレイスの青果コーナーでは、売り場に変化が出ている。担当者は「価格が上がっている野菜は敬遠されがち。レタスを、サラダ菜やベビーリーフで代用するお客さまの姿も見られる」と話した。

 例年、夏場は県産の葉野菜が少なく県外産に頼る市場だが「それにしても今年は品薄」と八百屋・糸数商店の福原直哉さん(38)。キャベツの入荷は例年の半分ほどまで減っているといい、「高いので、お客さんの回転も鈍い。早く元に戻ってほしい」とこぼした。

 影響は小売店以外にも。野菜サンドイッチのフランチャイズ「サブウェイ」はレタスの品薄を受け8月末から一部の店舗で暫定的にキャベツの使用を始めた。日本サブウェイのマーケティング本部担当者は「契約農家が集中する北関東でひょうが降り被害を受けた」と話す。天候の回復によるが、9月中には通常提供に戻したい考えだ。

 県外産の高騰を受け、県産野菜の値段も高めで推移。関係者によると台風の影響もあり、ゴーヤー、ヘチマは例年より高値傾向の見通しだ。 

 スーパーで買い物をしていた遠藤佳代子さん(47)は「野菜の高さに驚いた。買うのをためらってしまう」と語り、手に取ったキャベツとにらめっこ。買い物かごいっぱいに野菜を詰めていた神村光枝さん(86)は「野菜は高いけど必要な物は買わなきゃいけないからしょうがない」と話していた。