沖縄県文化観光スポーツ部(湧川盛順部長)が5日発表した7月の入域観光客数は前年同月比7万人(12%)増の65万3900人となり、7月として初めて60万人を突破、同月の過去最高を記録した。夏休みの好調な旅行需要で国内客が8・3%前年実績を上回ったほか、外国客は航空路線が増えた中国本土客を中心に伸び、全体で41・6%の大幅増となった。8月も夏休みの旅行客の増加や航空路線の拡充で前年度を上回る見通し。

 全体の約86%を占める国内客は8・3%増の56万1600人。台風8号の影響で上旬は減少したが、旅行需要は旺盛で東京・関西・福岡・名古屋の各方面で前年実績を4~9%程度上回った。東京-石垣線を中心に離島便が好調だったほか、ANAが運航した期間限定の深夜便も利用率が高かった。

 外国客(クルーズ船乗務員含む)は9万2300人で、2万7100人(41・6%)増。3カ月連続で9万人を超え、客数全体の約14%を占めた。台風の影響はあったが、空路客は約48%、クルーズ客は約28%それぞれ増加した。国籍別では台湾、韓国、香港、米国客が20~30%の増。

 中国は北京方面から6月就航の天津航空路線、瀋陽からのチャーター便のほか、上海方面からも吉祥航空や中国東方航空の増便などで提供座席数が増え、中国本土客全体で前年比2・8倍の大幅増となった。

 尖閣問題の影響で一時激減した旅行需要が昨年度後半から持ち直し、好調が続いているという。