【名護】八重山諸島で歌い継がれてきた民謡の腕を競う第5回北部地区トゥバラーマ大会(北部八重山郷友会主催、沖縄タイムス社共催)が6日、名護市民会館で開かれ、県内外の14人が参加し、情感のこもった歌声を披露した。

タイムス特別賞の金城さん親子(左から2人目)、最優秀賞の瑞慶山さん(中央)、審査員特別賞の花城さん(右から2人目)ら=名護市民会館

 トゥバラーマは独唱か二人の掛け合い形式で、多くは人生の喜怒哀楽を即興的に歌う。

 最優秀賞に輝いた銀行員の瑞慶山大地さん(34)=名護市=は満天の星空の下、野良仕事を終えて家路につく農民の姿を歌に込めた。「農民の慰みになっていたトゥバラーマを表現できた」

 2位相当の沖縄タイムス特別賞には今帰仁村で民宿経営をする金城安夫さん(69)と次男の月君(10)が選ばれた。月君は「高い音を出すのが好き。楽しかった」と言えば、安夫さんは「息子と大舞台に立てて感無量」と話した。

 3位相当の審査員特別賞には名護市の花城美代子さん(83)が選ばれ「家事のときに故郷の鳩間島を思いながら、いつも鼻歌を歌っている。人情や故郷を懐かしむ気持ちが大切」と語った。