【東京】日本人や日本社会をテーマにした舞台活動を続ける「劇団1980」(東京)が12日から、沖縄本島周辺や先島の7島で「素劇あゝ東京行進曲」を上演する。日本で初めてレコード作品を出した女性歌手を主人公に、明治、大正、昭和という時代を当時の流行歌とともに描く。演劇鑑賞機会が少ない地方や離島での上演を進める文化庁の事業の一環で、各島での鑑賞者を募集している。

沖縄の離島講演を前にけいこに励む「劇団1980」の俳優ら=5日、東京・世田谷区の劇団のけいこ場

 「東京行進曲」は、一世を風びした歌手・佐藤千夜子の生涯を追いながら、昭和の軍国主義に傾いていく時代の社会を描き出す。流行歌50曲以上が登場する。

 1993年の東京での初演以降、国内外で200回以上、上演されている。劇団代表の柴田義之さんは「大人から子どもまで楽しめる作品。17人の役者が120人の役をこなす。時代にほんろうされた人々の息吹を感じてほしい」と来場を呼び掛けた。

 12日の伊是名島を皮切りに、14日久米島、16日渡嘉敷島、20日竹富島、21・22日波照間島、24日西表島、29日は多良間島。会場・入場料・開演時間を含む鑑賞の問い合わせはファーストピック、電話044(833)7726。