バスケットボールの琉球ゴールデンキングスとトヨタ東京が先週、沖縄市で初対戦した。国内に二つある男子リーグ、bjとNBLの強豪同士によるシーズン前の交流戦。互いの意地がぶつかり合う好ゲームだった

▼キングスは僅差で2連敗。チームづくりが途上の時期とはいえ当たりの強さ、シュートの正確さ、ディフェンスやリバウンドなどのプレーの精度で相手が一枚上だった。真の国内最強チームを目指すには、さらなる強化が不可欠だ

▼観客動員数ではbjが優位。中でも最も人気のキングス戦で、トヨタの選手らは会場の盛り上がりが強く印象に残ったようだ。正中岳城主将は「満員のアリーナでプレーできるのは選手として一番の喜び。またここで試合がしたい」と熱望した

▼国際バスケットボール連盟は二つのリーグの分裂状態を問題視する。統合しなければ日本の国際資格停止を勧告している

▼代表チームが2020年東京五輪の開催国出場枠を失うばかりか、無関係の女子代表まで国際大会に出られなくなる危機だ。選手やファンのためにも、両リーグ関係者には歩み寄りを望みたい

▼トヨタのドナルド・ベックヘッドコーチは「近い将来、合併したリーグでまた戦いたい」と語った。現場に垣根はない。プロバスケの頂上決戦が沖縄で見られる日を楽しみに待ちたい。(田嶋正雄)