2014年統一地方選挙は7日、5市6町13村の計24市町村議会議員選挙の投票が一斉に行われ、8日開票の竹富町を除く23市町村で即日開票された。米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古の新基地建設が進む中、注目された名護市議選(定数27)は、建設反対の稲嶺進市長を支える与党候補が14議席を獲得し、引き続き過半数を維持。建設反対の公明を含め計16議席で反対の意思を鮮明にした。8日午前2時すぎ、24市町村の総定数349のうち、竹富町を除く337議席が確定。全体の投票率は61・26%で、10年の前回選挙を2・0ポイント下回った。女性は34人が当選、前回選挙の26人を上回った。新人は91人が当選、前回選挙の101人を10人下回った。

支持者とともにバンザイで当選を喜ぶ東恩納琢磨さん(中央)=7日午後11時55分、名護市瀬嵩

■市長支持14人 名護市議選

 【名護】名護市議選は米軍普天間飛行場の返還に伴う辺野古新基地建設反対の稲嶺進市長を支持する与党14人が当選した。改選前の15議席から1議席減らしたが、引き続き過半数を獲得した。

 与党が多数を維持し、建設反対の公明も2議席を確保。1月の市長選に引き続き、あらためて辺野古への基地建設に反対する名護市民の民意を鮮明にした形で、基地建設や11月の知事選の行方を左右しそうだ。

 与党は全候補が基地建設反対の姿勢を掲げ、稲嶺市長は、子や孫の未来のために絶対に基地は造らせてはいけないと応援。「市長と議会は車の両輪として同じ方向に進む必要がある」と有権者へ支持を訴えた。

 野党候補の半数は本紙の候補者アンケートで基地建設の立場を明確にしなかった。選挙でも争点にせず、市の財政事情を踏まえた再編交付金による経済活性化や市政批判を展開したが、支持は広がらなかった。

 当日有権者数は4万6219人。投票率は70・40%で、過去最低となった。

■与党が上回る 宜野湾・沖縄市

 名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市議選(総定数125)には156人が出馬した。投票率は5市のうち名護市が70・40%、沖縄市が54・28%、宜野湾市が55・13%、南城市が68・02%、石垣市が70・09%と全市で前回を下回り、低下傾向に歯止めがかかっていない。

 23市町村全体の当選者の内訳は現職235人、新人91人、元職11人。8日午前2時すぎ現在、新人は91人の当選が決まり、前回の101人に届かなかった。女性は34人が当選し、前回の26人を上回った。

 今回の統一地方選最多の新人17人が立候補した沖縄市(定数30)では、現職19人、新人10人、元職1人が当選。与党16人が当選し、過半数を維持した。

 宜野湾市(定数26)では現職21人、新人5人が当選。与党は15人全員が当選し過半数を守った。

 南城市(定数20)は、現職13人、新人7人が議席を獲得した。

 石垣市は定数22に29人が立候補、現職16人、新人5人、元職1人が当選した。