■最年少の声市民共感 長山家康さん 石垣

20代の若者らとバンザイで当選を喜ぶ長山家康さん(中央)=7日午後11時46分、石垣市登野城

新人でトップ当選を果たし、支持者と喜びを分かち合う玉城健一郎さん=7日午後10時40分ごろ、宜野湾市野嵩

20代の若者らとバンザイで当選を喜ぶ長山家康さん(中央)=7日午後11時46分、石垣市登野城 新人でトップ当選を果たし、支持者と喜びを分かち合う玉城健一郎さん=7日午後10時40分ごろ、宜野湾市野嵩

 【石垣】「26歳の挑戦」ののぼりを手に、街頭に立ったのは半年前の3月。石垣市議に当選した長山家康さん(26)は「無名の青年」から地道なアピールで他候補に追い付き、今回の統一地方選で最年少での当選を果たした。

 2008年、米国留学中に米大統領選挙を経験。後のオバマ大統領が「チェンジ」を訴え、全米が選挙に熱狂していた。同世代の20歳前後の学生も積極的に選挙運動に参加。若者が選挙を通して夢を語る姿に、政治の力を実感した。

 故郷の石垣で政治を始める覚悟を決め、3月から街頭で手を振り始めた。市議選の雰囲気もなく市民からは珍しがられたが、毎朝続けると「若者から石垣を変えてほしい」と声を掛けられるようになった。選挙運動を支えた同級生や親戚が涙を流して当選を祝福する中、「新しい風を石垣に吹かせたい」と気を引き締めていた。

■基地問題解決へ全力 玉城健一郎さん 宜野湾

 【宜野湾】29歳がトップ当選だ。宜野湾市議会議員選挙は新人の玉城健一郎さん(29)が2位を160票引き離す1807票を獲得、若者の力が爆発した。

 「20代の挑戦」と銘打ち、選挙戦を突っ走った。当選を確実にした瞬間、「ダントツだ」と大きな歓声が上がり、同世代の仲間と涙ながらに抱き合った。玉城さんは「すごく大きな票。責任をすごく感じる」と、深々と頭を下げた。

 元市長の伊波洋一さんを叔父にもつ。選挙事務所やオスプレイ配備に反対する県民大会事務局などで下積みしながら、政治家を志した。

 米軍普天間飛行場の返還問題で、辺野古への新基地建設反対を明確に訴えた。「100年先の未来へ責任が持てない。戦争で取られた土地は返すのが当然。戦後生まれの僕らが、基地問題を終わらせる」

 20、30代は市議会で1人だけ。若者の声を発信する。