【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う、新基地建設が進む名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では8日午前から、平和団体の関係者ら約80人が座り込み、建設強行に抗議した。埋め立て予定地周辺の海では、基地建設に反対する市民らがカヌーでフロート内に入り、複数人が海上保安庁に拘束された。

名護市議選の当選者がキャンプ・シュワブゲート前のテントを訪れ、座り込む市民らを激励した=名護市辺野古

 ゲート前に集まった人々は前日の名護市議選で、基地建設に反対する稲嶺進市長を支える与党が議席の過半数を占めたことを歓迎。トップ当選した仲里克次さんや、シュワブを望む二見以北地区から3期目の当選を果たした東恩納琢磨さんらも訪れ、座り込み活動を激励した。

 海上では、辺野古崎近くにあったスパット台船が辺野古集落側に移動する作業などが確認された。建設に反対する市民らはカヌーや小型船から「市議選で基地反対の民意は示された。作業を止めろ」と声を上げた。

 一方、米軍は辺野古漁港近くの砂浜から沖へ向けて水陸両用車8台での演習を実施した。

 午後には、オスプレイの配備撤回と普天間飛行場の閉鎖・県内移設断念を求める「沖縄建白書を実現し未来を拓ひらく島ぐるみ会議」のメンバーらがゲート前を訪れ、抗議集会に加わる予定。