先週から今週にかけて、寝不足が続いている。二つの「戦い」を見るためだ。一つはスポーツ。この朝刊が各家庭に届くころの9日午前6時から、テニスの全米オープン決勝が米国ニューヨークで行われる

▼頂上決戦のセンターコートに、日本代表の錦織圭が立つ。世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを先日の準決勝で3-1で倒し、日本人初の決勝進出。まさかの快進撃は久しぶりに胸躍るニュースだ

▼準決勝は午前1時開始だった。テレビの前で待ち構えたが寝入ってしまい、ほぞをかんだ。全英、全仏、全豪、全米の世界四大大会(グランドスラム)の初優勝まであと一つ。決勝はきっちり早起きせねば

▼強く速い攻撃力に加え、逆境には耐え、時に駆け引きしながら勝利を引き寄せる戦略は見事。しかし、どんな試合巧者も、最後まで、どうなるか分からないのが勝負事だろう

▼先日の統一地方選挙は、名護市議会で新基地建設に反対する稲嶺進市長を支える議員が過半数を占めた。大勢判明が日付をまたぎヤキモキしたが、埋め立てへの不信があらためて示され、11月の知事選へともつれ込む

▼真剣勝負の末に導かれた答えには、それなりの根拠と責任がある。結果を今後にどうつなげ、いかに生かすかで、その価値は一層、輝くだろう。何はともあれ、頑張れ、錦織選手。(儀間多美子)