【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う新基地建設工事に向けた海上作業が進む名護市辺野古沖で、海上保安庁は8日正午ごろ、抗議のため工事区域を示すフロート(浮具)内に入った市民ら9人を一時拘束した。辺野古の浜では、提供区域を示すフェンスを超えた砂浜や浅瀬で抗議などをした市民らが、名護署員らに注意される場面もあった。

フロート内で台船へ作業をやめるように訴える市民と、市民らをフロートの外へ連れ出す海保職員ら=8日午後12時26分、名護市辺野古沿岸

 午前11時50分すぎ、市民ら約20人がフロート内に入り、「市議選で示された(基地反対の)民意を反映しろ」「作業をやめろ」とボーリング調査の中止を求めて抗議。市民らは海保職員にフロートの外へ連れ出されたり、拘束されたりし、台船の作業が止まることはなかった。拘束された市民は約1時間半後には解放された。

 一方、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前でも市民ら約80人が抗議。「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」のメンバーら140人もゲート前や辺野古の浜を訪れて基地反対を訴えた。