8日午前8時ごろ、那覇港内に係留しているタンカー船の男性船員から港内の三重城沖で「体長4~5メートルの生物が潮を吹いている。クジラではないか」と那覇海上保安部に通報があった。

潮を吹きながら那覇港内を泳ぐマッコウクジラ(手前)=8日午前8時30分ごろ(海風だいばーず提供)

 沖縄美ら島財団美ら島研究センターによると、クジラは丸みを帯びた背びれや潮吹きの方向といった特徴からマッコウクジラとしており「港で確認するのはまれで、珍しい。迷い込んだのでは」と話している。

 同保安部によると、クジラは海面を繰り返し浮き沈みしながら那覇港内を午後1時ごろまで周遊した後、姿が見えなくなったという。

 船上からクジラを見たダイビングショップ代表の國吉真栄さん(51)は「20メートル近い大きさに見えた。ダイビングでもマッコウクジラにはなかなか会えない。まさか港に来るなんて」と驚いた様子だった。

 第11管区海上保安本部は付近を航行する船舶に警報を発令し、クジラとの衝突を避けるよう注意を呼び掛けている。