【与那原】一般社団法人「トラムで未来をつくる会」の富本実会長、エッセイストで鉄軌道に詳しいゆたかはじめさんが4日、与那原町役場に古堅國雄町長を訪ね、同会が所有する、軽便鉄道与那原駅舎の風景などが書かれた絵37点を寄贈した。

与那原駅舎付近の様子を描いた絵

与那原線沿線、瓦工場の風景

富本会長(右)から絵を受け取る古堅町長(左)。中央はゆたかさん=4日、与那原町役場

与那原駅舎付近の様子を描いた絵 与那原線沿線、瓦工場の風景 富本会長(右)から絵を受け取る古堅町長(左)。中央はゆたかさん=4日、与那原町役場

 絵は那覇市在住の画家、松崎洋作さん作で、戦前沖縄にあった軽便鉄道各駅の風景をコンピューターグラフィックで描いている。

 「未来をつくる会」は県内で路面電車の整備実現を目指しており、過去に軽便鉄道駅があったことや、駅舎が復元されたことにちなんで町への寄贈を決めた。

 富本会長は「駅舎を訪れる人が絵を鑑賞することで、軽便鉄道の様子を確認することができればおもしろい」と期待した。ゆたかさんは「立派な駅舎を有効活用するために使ってほしい」と話す。

 寄贈された中には、大里の瓦工場付近の様子を描いた絵もあり、古堅町長は「当時の情景を知ることは大きなインパクトがある。駅舎が沖縄に鉄軌道を導入するきっかけになればうれしい」と喜んだ。

 町では現在、与那原駅舎の展示資料を集めながら、整備や活用方法を検討中。資料館は来年1月に開館の予定。