【池間島=宮古島】いけま島おこしの会は旧暦8月15日の8日、公民館前の水浜広場で「ジュウゴヤちょうちんまつり」を開いた。島民ら来場者は、月が照らす会場で幻想的なちょうちんの明かりを見つめ、民謡演奏などを楽しんでいた。

月が照らす中、住民手作りのちょうちんが並び淡い光が会場を包んだ=公民館前の水浜広場

 同会によると、電気が普及していなかった時代、島民は十五夜行事に、ちょうちんを持って集まっていたという。

 1960年代ごろから集いは途絶え、同会が五十数年ぶりに復活させようと企画した。

 島のお年寄りから子どもたちまでが一緒にちょうちん作りをし、島の文化に愛着と誇りを持つ子どもたちを地域ぐるみで育てることが目的。

 淡い光を放つ色とりどりのちょうちんが並び、投票によるちょうちんコンテストのほか、お年寄りのアーグマーイ(民謡)などの披露もあった。

 祭りの様子を眺めていた伊良波ハチさん(90)は「月もきれいで、雨も降らないで、いいねぇ」。昔は紙でできたちょうちんが風にあおられ、燃えることがあった、などと振り返り、祭りの復活に「毎年やってもいいね」と笑っていた。