沖縄県生活衛生課は9日、糸満市の弁当店で購入したおにぎりを食べた男子中学生16人に、腹痛や嘔吐(おうと)などの食中毒症状が出たと発表した。

 症状があったうち3人の便から黄色ブドウ球菌が検出されたため、南部保健所は食中毒と断定。9日付で、店を5日間の営業停止処分にした。9日現在、全員回復している。

 同課によると、生徒たちは同じ中学校の部活動仲間。2日午後6時半ごろ、部活関係者が事前に買ったおにぎりを食べた29人のうち16人が、約1時間後から翌3日午前10時までに症状を訴えた。

 今年に入り県内の食中毒の発生は今回の事例を合わせ11件、症状が出たのは258人に上っており、前年6月までの4件10人を大幅に上回っている。

 同課は夏場に向け、細菌性の食中毒が増える恐れがあるとして、手指や調理器具の洗浄・殺菌、食品の取り扱いなどに細心の注意を呼び掛けている。