11月知事選と同日選挙が濃厚となった那覇市長選に向け、自民党県連も16日、候補者選考委員会を発足させ、人選を本格化させる。県連内では現時点で、県議会副議長で県連副会長の翁長政俊氏(65)、元参院議員の西銘順志郎氏(64)が有力視されている。

 翁長氏は党本部や政府と直接交渉する信頼関係を築き上げ、高い政治手腕が評価されている。一方で、翁長氏は同氏がこれまでの主要選挙で指揮を執ってきた。市長選候補になった場合、知事選の選挙運動を取り仕切る人材が足りなくなる点を懸念する見方もある。

 西銘氏は参院議員や県連会長を歴任した。県連のベテランを中心に推す声がある。長く保守をリードしてきた元県知事の西銘順治氏の長男として「西銘ブランド」を掲げた選挙戦術が有効との考えもある。

 また、県連関係者は「最終的な選考の基準はシンプル。公明が最も協力できる候補はだれかだ」と解説。公明が納得する候補擁立で自公態勢で市長選に臨み、協力が不透明な知事選へのプラスにつなげたい狙いを抱いている。