【沖縄】沖縄市内小中学校の児童・生徒30人が15日に沖縄市民会館大ホールで上演される市民ミュージカル「コザ物語」の練習に熱を入れている。市制施行40周年事業の一環で8月に兄弟都市の大阪府豊中市で上演して以来、今年2回目。出演する子どもたちは「しっかり稽古して舞台を成功させたい」と気合を入れている。

コザ物語の劇の一部を演じる仲宗根優河君(右)と上地野愛さん=8日、市文化センター

 コザ物語は、終戦間もないコザを生きる路上生活の子供たちと、子どもたちの命を守るため奮闘し、「福祉の母」と呼ばれた故・島マスさんの活動を描いた市民ミュージカル。2011年に市と市社会福祉協議会が創作し、キジムナーフェスタなどで上演されている。

 今年は市制40周年と豊中市との兄弟都市締結40周年の記念事業で上演するため、出演者を公募し、5月から発声やダンスなどの練習を開始してきた。

 コザで働く母親を頼りに島から出てきた少年役を演じる仲宗根優河(ゆうが)君(13)=山内中1年=は「戦後貧しい暮らしを生き抜くため、スクラップを盗んで生活を立てていたのを知って驚いた」と、役柄を通して終戦直後の沖縄に理解を深めた様子。本番に向け三線やせりふを練習中で「大きい会場で失敗しないか不安もあるが、頑張りたい」と意気込んだ。

 優河君が演じる少年の妹役をする上地野愛(のあ)さん(8)=室川小4年=は「みんな真剣に練習していて私も引き込まれている」とせりふの練習に熱を入れる。学校で担任がコザ物語のパンフレットを配布し、友人にも声を掛けられたのが「うれしかった」と話し、「完璧に演じたい」と気合を入れた。

 劇は15日午後5時半から。一般千円、高校生以下・60歳以上500円(当日は300円増し)。問い合わせは沖縄文化空間オーシズ、大城さん070(5816)3597。