九州・沖縄地区牛削蹄(さくてい)競技大会(主催・九州地区装削蹄師連絡協議会)が12日、糸満市の県南部家畜市場で開かれ、九州各県の代表30人が牛の蹄(ひづめ)の形を整える技術を競うため、筆記と実技試験に臨んだ。九州大会は37回目、沖縄県内開催は初めて。

県内初開催となった牛削蹄競技大会で実技に挑む九州各地の代表=糸満市の県南部家畜市場

 削蹄は牛の体調を維持するため、牛の状態に合わせて蹄の形を整える技術。削蹄師は日本装削蹄協会が認定する資格で、沖縄県内は約110人が会員登録。農家にも削蹄の重要性が認知され、年々、増えているという。

 県農業共済組合の與那覇昌功家畜診療部長は「削蹄することで、牛の健康維持にもつながり肉づきもよくなる。大会を機に、沖縄の削蹄師のレベルアップにつなげ、県産牛の価値を高めたい」と話した。

 競技は牛を歩かせて状態を確認し、どのように削蹄したらよいか判断する筆記と、実際に蹄を削る実技があった。

 優勝は宮崎県の渕上裕氏、準優勝は福岡県の高田和弘氏、3位に鹿児島県の大窪秀一氏が入った。県内からの入賞はなかった。

 上位8人は11月13日に茨城県で開かれる全国大会に出場する。